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「看護文庫」で読書週間の収穫を
pp.37
発行日 1956年11月15日
Published Date 1956/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910234
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燈火親しむべき候—今年も読書週間がめぐつて来る。10月27日から11月9日までの2週間がそれで,出版界をあげて多彩な催しが行われる。こと科学に関する限り,1年を通じて常に読書のシーズンにおかれているともいえようが,残暑も去り,秋風のおとないを告げる虫の音を耳にしながら,暑くもなく寒くもない快適の夜長を,読書の三昧境にひたるのは楽しいことではないか。
150册の刊行を見た「ナーセス・ライブラリ」(看護文庫)は,ナースの好伴侶として,ナースのあるところその座右に必ず備えられる教養・技術書として定評を得ている。150册に及ぶ看護文庫を持つのは日本のナースだけで,外国にもその比を見ない。これは日本のナースが世界に誇つてよいことである。
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