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第5回国際家族計画会議の中心課題
村松 稔
1
1第5回国際家族計画会議
pp.50-51
発行日 1955年11月10日
Published Date 1955/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201061
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第5回国際家族計画会議が10月24日から29日にかけて東京,港区のマソニツクビル(旧水交社)で開かれる.スウエーデンで1946年に第1回の会議が開かれ,英国,印度,スウエーデンとまわつて今度は第5回となるのだが,この短い年月の間に早くも第5回にまで発展してきたことは家族計画が単に日本のみで問題とされているばかりでなく,現在世界的規模に於て考えられなければならない事情を端的に物語つている.
外国人出席者総数約85名.中,論文提出者は約30名.米国が数からいうと圧倒的に多いが,他の主な参加国は,英国,スウエーデン,印度,シンガポール,香港,オーストラリア等である.日本からの参加申込は既に200を超えており,ことによつたら会場が狭くて会議のテーマ「人口過剰と家族計画」にふさわしいことになるかもしれないとわれわれ関係者の間で冗談も出る位である.
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