Ⅱ 市町村合併による保健事業への影響
市町村合併は衛生行政を後退させたか
小島 武雄
1
1宮城県角田保健所
pp.15-18
発行日 1955年11月10日
Published Date 1955/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201054
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町村合併の意義も新時代に沿う様な町作りであろうし,従つて地方自治の強化が強く浮出されねばならない.人員整理もそれに沿うものであろうし,又人員の交流も同様であろう.
このため一時町村の仕事も混雑し,合併前より弱化した様な現象を来したように思われたが,合併後1カ年を経た当保健所管内では,合併前のそれと比較して将してマイナスになつているであろうかと考えるとき,寧ろよい意味での発展があつたのではないかと思つていえるものではないが保健所としては在来の衛生行政を新しい町の行政にマッチする様な方向に進めば今後の衛生行政は期待しうるものと信じている.
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