インタビュー
ある衞生管理の記録—一つの惠まれたケース.だがそこに問題はないだろうか?
pp.46-47
発行日 1954年6月10日
Published Date 1954/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200756
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全職員8,500人めうち,要療養者が217人というから約2.5%,要注意者が361人で約4%,これは一日中日のささぬオフイスで,そろばんと帳簿とお札を相手にすごし,とかく「からだに惡い」職務の代表のように思われている銀行職員の場合だから,相当以上の好成績だといえよう.
これはというのは東京丸ノ内に本店をおく協和銀行の場合だ.8,500人の健康を管理するのに事務系統の職員が衛生管理者始め5人,2人の医師と3人のナース.他にレントゲン技師,もつとも直接この人達で担当するのは,京浜地区の13支店,約3,500人の職員だというから一般の保健所などの場合よりよほどやり易いかも知れない.
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