口絵
玲子ちゃんの歩いた道—陽のあたらぬ場所の小兒結核
pp.1-8
発行日 1954年3月10日
Published Date 1954/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200690
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結核と貧乏が結びついた時如何に数多くの悲劇がもたらされるか?私たちは,それにはもう少々のことでは驚かなくなつたのかも知れない.住宅難と生活苦と家庭不和とあらゆる惡條件を作つた玲子ちやんの場合も,歩いてきた道は決して数奇的ではなかつたけれど,熱心な医師の努力と,社会保護によつて回復するに至る迄の足跡には余りにも多くの問題を残している.
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