ルポルタージュ
医務室をそなえた裁判所—東京家庭裁判所家事審判部を訪う
中原 尚一
1
1東京家庭裁判所
pp.37-39
発行日 1953年12月10日
Published Date 1953/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200649
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秋の千草咲き亂れる日比谷公園の西南隅に疾走する自動車の絶えまない舖装道路を挾んで,瀟酒な明るい二階建の建物が向いあつています.それが東京家庭裁判所,一つの建物は少年審判部,他は家事審剣部となつています.少年審判部は,刑事事件を起し,または犯すおそれのある少年の保護に関する仕事を,家事審判部は,家庭の平和と健全な親族共同生活の維持を目的とし,家事・家庭に関する諸々の事件を取扱つています.今月は家事審判部を訪ねてみる事に致しましよう.
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