講座
麻疹
茂手木 晧喜
1
1東京大学医学部
pp.15-18
発行日 1953年3月10日
Published Date 1953/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200469
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麻疹はビールスの感染によつておこり,主として呼吸器を侵す伝染病で,年長兒に比べて幼兒にとつては重大な病気である.主として春から夏にかけて流行する.母体から免疫をうけている4〜6ヵ月以後のものは誰でもかかるほど感染力が張いものであるが,一度かかれば大部分は終生かからないものである.
しかし中には一度以上かかるものもある.
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