インタービュー
眞島智茂さん—還歴を迎えてますます元氣
毛利 宏
pp.33-36
発行日 1952年9月10日
Published Date 1952/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200357
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八幡製鉄所健康保険組合の事務所"製鉄保健館"は八幡市春の町の小高い丘の上にある。ここからは製鉄所の全景が手にとるようによく見える。洞ケ岡にそびえる千トン熔鉱炉,林立する製鋼工場の巨大な煙突,けたたましい警笛をあげて構内を走る貨車の群,そしてその後に光る洞海湾。製鉄所は今日も各工場から五彩にもおよぶ雑多の煙をふきだし,種々樣々の騒音をたてゝ動いている。その中で三万九千の労働者が,それぞれの職場で今日も汗を流している。この三万九千の労働者とその家族の健康管理と工場衞生を一手に引受けているのが八幡製鉄所健康保険組合だ。真島智茂女史はここに勤務している。
「真島さんは,いまちよつと病院の方に行つていらつしやいますから,しばらくお待ち下さい。」
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