社会の窓 ルポルタージュ
川崎日本鋼管をたずねて
若山 スミ
pp.22-26
発行日 1952年3月10日
Published Date 1952/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200244
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川崎駅前から日本鋼管行きのバスに乘る。ごたごたと店先きばかり飾られた埃りつぽい商店街をすぎて工場地帶に入る。曇天の故もあるが空には陽がうすい。寢かせておく子供の鼻の頭が黒くなるとか白い洗濯物は干せませんとは訪問先きの母親からよく聞く処である。
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