講座
荻野氏による受胎期の解説
澤崎 千秋
1
1東大
pp.49-53
発行日 1952年2月10日
Published Date 1952/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200234
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1.はしがき
終戰後の今日は,經濟上の理由から,子供が生まれるのをきらう家庭が非常に増えてきて,受胎調節の問題が大いに關心をひくようになつてきた。
受胎調節は,當該夫婦の間の意志と處置とによつて,行わるべきもので妊娠し得るものがある理由により,ある一定期間避妊すると同時に,その期間をすぎたらまた妊娠し,その間隔を適當に調節することを意味し,その目的は即ち計畫出産にあり,醫師によつて行われる人工妊娠中絶や永久不妊法は含まれていない。
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