連載 立川らく朝のヘルシートークウラ噺・【最終回】
佃煮屋(二)
立川 らく朝
1,2
1表参道福澤クリニック
2メディカルサポート研究所
pp.1210-1211
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100231
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総合商社の食品部門の部長は、些細なことが気になる完璧主義、そのうえ負けず嫌いという典型的なA型気質。ある日、仕事上のトラブルがあり,ストレスから持病の狭心症の発作が起こり倒れてしまう。気が付くと三途の川にいた。渡し守に、「お前はまだ寿命がある」と言われたが、「もうストレスだらけの世界は嫌だから帰りたくない」と駄々をこねていると、そこに仙人が現れる。「それなら、のんびりした世界で寿命いっぱい生きてみろ」と、仙人は彼を江戸時代に移したのだった。心筋梗塞で死んだはずの江戸の佃煮屋の番頭、繁蔵の身体を借りて番頭を務めていたが、またもや商品のトラブルが発生、このままでは番頭の座が危ういと思った途端、再び狭心症の発作が出るのだった。
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