特集 市町村合併はこうやる!
合併事例:熊本県あさぎり町―保健サービスの充実に向けた業務検討の経過
山下 久美子
1
1免田町保健センター
pp.210-218
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100020
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あさぎり町の概要
免田町は熊本県の南端,球磨人吉盆地のほぼ中央に位置し,細長い帯状で面積10.31km2である。免田町を取り囲むようにして,北に須恵村・深田村,南に岡原村・上村がある。この地域を中球磨と呼び,平成15年4月に「あさぎり町」として産声を上げるのである。人口約1万7800人,世帯数約5200世帯,出生数約150人,高齢化率約27.0%,面積159.49km2の町に,保健師12人となる。
中球磨地域はかつて2村が無医地区だったので,昭和50年頃から予防接種などを開業の医師と5か町村で話し合いながら実施している。昭和59年から1歳半健診を,平成元年より4歳児歯科検診を5か町村で実施し,平成8年には中球磨地区母子保健計画を策定し,それに基づき3か月・1歳半・3歳児健診,2歳児・4歳児歯科検診を実施している。また,免田町で実施している母親学級・両親学級などにも,3年前から4村からの参加があるようになった。
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