特集 非言語的コミュニケーション—言葉が使えない患者とのコミュニケーション
患者のサインをどうとらえどう対応していくか
田村 ヨテ
1
,
夏井 佐代子
1
,
百田 和子
1
,
小野寺 綾子
1
1神奈川県立成人病センター回復,混合病棟
pp.1227-1231
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923048
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
言葉が使えない患者とのコミュニケーションの方法として,筆談やカードの利用,50音表の活用などが多くの文献や論文の中で述べられている.今回,私たちも人工呼吸器のサーボベンチレーター似下,サーボと略す)を装着した2事例に対して同様の方法を用いた.
しかし,患者の訴え,苦痛,辛さ,気持ちを充分にとらえることができなかった,一生懸命かかわったが,何か悔いが残っている,この2事例を通し,私たちは看護者として,言葉が使えない患者のサインをどうとらえ,どう対応していたか,振り返ってみたい.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.