ここまできた日本の医療・11
乳癌縮小手術—平出星夫・防衛医科大講師に聞く
pp.1204-1207
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923042
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—華岡青洲が麻酔剤を使って乳癌患者の外科手術を行なっている日本画をよく兄ますが,乳癌の乳房切断術はいつごろから行なわれたのでしょうか.
現在行なわれているような,患者の乳房と,その下の大・小胸筋を切断し,同時に腋窩を充分に郭清する定型的乳房切断術は,1882年に米国人のHalstedとMeyerによって確立されました.以後,この術式は乳癌の標準術式として長い間評価を受けてきました.
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