ベッドサイドの看護
心筋梗塞症患者の自己管理能力を高めるための指導を試みて
大川 智恵子
1
,
渡会 丹和子
2
1東邦大学医学部付属大橋病院CCU
2東邦大学医学部付属橋病院内科病棟
pp.195-198
発行日 1984年2月1日
Published Date 1984/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923005
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はじめに
虚血性心疾患患者は,病状を正しく認識し,必要な知識・技術を修得すれば,心予備力に応じた活動を行うことがある程度可能であるといわれている1,2).
心筋梗塞症患者の指導は,すでに多くの病院により実施され,その効果についても報告されている3).藤井らは,指導に手引き書・教材を使用することの有効性と,パンフレット上の指導が終了することで満足してしまう看護婦の陥りやすい傾向を指摘している4).
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