プロフィル
〈笹川とし子〉筋ジスの人のボランテイアとして六年—「ボランティア活動は楽しくてしかたがないですね」
吉
pp.585
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922959
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埼玉の看護学校に在学中、学校だけで二年間を過ごすのは何か物足りなく、医療の外の世界も知ってみたいという思いがあった。止揚学園園長の福井達雨の本を読んだり、ボランティア活動にも興味をもっていたので、たまたま新聞でオリジンというボランティアグループを知り、早速活動に加わることにした。
そのボランティアの仲間に筋ジスの人がおり、その人を通して埼玉筋ジス協会の方に顔を出すようになった。埼玉には国立の筋ジス児のための療養所があるが入院児はほとんど幼少時に発病するドゥシャンヌ型。協会に所属している人は在宅で生活しているホフマン型の人が多く、年齢層としては十代は少なく、二十代後半から三十代の人が多かった。
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