アルコールの臨床・5
栄養学的にみたアルコールの意義
石井 裕正
1
1慶応義塾大学医学部内科
pp.573-576
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922956
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アルコールのエネルギー源としての評価
私たちの体に食物が取り込まれると,それが分解利用される過程でエネルギーを出します.そのエネルギー量は,各食物,栄養源によって決まっており,糖質(砂糖・麹類・米飯・イモ・小麦など)やタンパク質(肉類・チーズなど)は1gあたり4.1 kcal,脂肪(バター,肉の脂身,サラダ油など)は1gあたり9kcalとされています.
ところで,アルコールにはどの程度のエネルギーがあるのでしょうか(表).
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