バリント方式による患者理解・4
患者に関する情報を表(PEG)にする
永田 勝太郎
1
1北九州市立子倉病院内科
pp.461-464
発行日 1983年4月1日
Published Date 1983/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922929
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身体・心理・社会・生命倫理という4つのディメンションから患者を全人的にとらえ,それぞれの関連性を患者とともに考え,ともに問題解決を図りうるような医師—患者関係をつくることが,バリント方式の傾聴法のベースです.それをグループワークとして行うのが,バリント方式のグループワークです.このようにバリント方式を初めて理論的にとらえたのが,九州大学名誉教授の池見酉次郎先生です.
私たちは,死の臨床を考えるバリント・グループ(福岡バリント・グループ),思春期の問題を考えるバリント・グループ(大分バリント・グループ)などを実践しています.昨年11月の‘日本バリント研究会発足準備会’を契機に各地にバリント・グループができつつあり,その成長を期待しています.
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