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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
胃
治療
PEG(Pull法)
Percutaneus Endoscopic Gastrostomy(Pull Method)
日下部 俊朗
1
,
長岡 康裕
1
1医療法人東札幌病院消化器内科
pp.655
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202388
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Pull法の特徴
経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy ; PEG)の一つであるPull法は1979年にPonskyら1)により考案された方法で(報告は1980年),Introducer原法と比較して穿刺針が細く,一期的に太いカテーテルを留置でき,カテーテル逸脱の危険も少なく,手技として安定した方法である.欠点として,造設時に咽頭などの細菌がカテーテルに付着するため,瘻孔感染の頻度が高い.これを克服するため,オーバーチューブを装着したキットも発売されている.また,一期的にボタン型の胃瘻を造設できるキットもある.
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