PEGの現状
PEGおよび関連手技 JETPEG(PEG-J、TGJ)
丸山 道生
1
1東京都保健医療公社大久保病院 外科
キーワード:
X線透視検査
,
胃鏡法
,
胃造瘻術
,
経腸栄養
,
カテーテル法
,
空腸造瘻術
,
術後合併症
,
消化器系内視鏡法
,
濃厚流動食
,
増粘剤
Keyword:
Catheterization
,
Gastroscopy
,
Jejunostomy
,
Fluoroscopy
,
Enteral Nutrition
,
Gastrostomy
,
Postoperative Complications
,
Endoscopy, Digestive System
pp.1381-1387
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013323100
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既存の胃瘻を通して,栄養カテーテルの先端を,幽門輪を通過させて,空腸に留置することを,「PEGの腸瘻化」といい,JETPEGと呼ぶ.PEGJ,TGJと呼ばれることもある.JETPEGでは空腸カテーテルにより空腸への経腸栄養を入れ,胃瘻カテーテルからは胃に貯留する液体や空気を吸引することができるため,栄養剤の逆流による肺炎の予防が可能となる.JETPEGのおもな適応は,胃瘻栄養管理で経腸栄養剤の胃食道逆流が認められ,誤嚥性肺炎を繰り返す症例である.造設方法は,内視鏡を使用する場合と,X線透視下で行う場合とがある.
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