いのちの現場で したたかに生きる看護婦を追って・3
養護老人ホームの看護婦[2]
長岡 房枝
1
1(株)日本軽金属診療室
pp.325-327
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922742
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ナイフは畳に垂直に突き立っている.
突き立ったナイフを間に六助さんと花村さんの目と目が一瞬見つめあった.六助さんの目が光っていた.花村さんには,六助さんの動作に若い日の彼の活気に満ちた一時期が凝縮されているかのように見えた.
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