特集 退職から復職への道
20代看護婦の継続意識からみたタイプ分けの試み—継続型・潜在的継続型・離脱型
秋田 眞知子
1
,
清田 敏恵
1
,
渋谷 さよ子
1
,
土屋 三千代
1
1成田赤十字看護専門学校
pp.1091-1097
発行日 1989年11月1日
Published Date 1989/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922406
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はじめに
私たちは,看護基礎教育と卒後教育との連携の重要性の観点から,看護婦のキャリア形成過程に関して調査,報告をしてきた.その中で,20代看護婦を対象にした調査結果からは,卒後5,6年で仕事に対する自信を持ち始めるが,悩みも多く辞めたいと思う人が多い.しかし,卒後7,8年を経ると継続意識が高まる1)ことが明らかになった.
一方,30歳未満の看護婦の離職率は高いと言われ,本校卒業生も6割は30歳未満で離職している現状である.このことは,キャリア形成および看護婦需給上からも大きな課題である.
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