学生の広場
ベッド上生活患者のシーツの汚染度—細菌学的検討
遠藤 真由美
1
,
高峰 道子
1
1川崎市高等看護学院
pp.981-987
発行日 1989年10月1日
Published Date 1989/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922380
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はじめに
成人系の実習において,敗血症で褥瘡のある寝たきりの患者を受け持った.その時シーツの汚染がひどく,これが褥瘡部の感染源になるのではないか,週1回のシーツ交換でよいのだろうかと疑問を持った.
寝具の汚染について調査した神木1)は「ボトムシーツの細菌汚染が最も著明であり,全般的には,使用5日目を境にして,細菌数の急激な増加が認められた.従って4日目までにリネン類の交換がなされなければならない」と述べている.
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