連載 それいけ!フレッシュナース[3階病棟の12か月]・3
初めての夜勤は必死
田中 英子
1
,
藤田 悌子
2
,
西元 勝子
3
1公立学校共済組合近畿中央病院
2甲南病院
3自治医科大学看護短期大学
pp.600-603
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922297
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病棟の日勤業務にも慣れほっと一息ついた頃,夜勤が始まります.「一晩中起きていられるのかな」「独りでチームのすべての患者を把握して,看護できるのかな」「急変があったらどうしよう」など,初めての夜勤は不安と緊張感で一杯です.患者の数は同じなのに,夜勤ではスタッフは小人数になってしまいます.また,医師もそばにいないため,その分看護婦の責任,負担は重くなります.しかし,夜勤は看護婦の宿命.少ないスタッフで患者の安全を守らなくてはなりません.
ここで玲子さんは,自分のチーム(Bチーム)の患者の状態が落ち着いているため余裕があります.一方,Aチームのめぐみさんは,術直後の患者の観察やナースコールへの対応と,休む間も無く動いています.
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