Hot Line
失禁看護の夜明けに向けて—西村さん,私も失禁アドバイザーを目指しています
内藤 由美
1
1東邦薬品(株)ホリスター事業部
pp.1213-1217
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922156
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編集室から
本誌連載「西村かおるの訪問看護留学記」は今回で最終回を迎えましたが,英国で失禁看護を勉強中の彼女が52巻7号(1988年7月号)で「失禁看護に興味のある人,この指とーまれ」と読者に呼びかけたのを記憶されている方もおられるでしょう.西村さんが失禁看護に目覚めたのは,英国で失禁アドバイザーたちの活躍ぶりを目のあたりにした時からでしたが,ちょうどその頃,海のこちらでも同じような興味を持って失禁看護に取り組み始めた看護婦がいました.本稿をご執筆いただいた内藤由美さんです.
日本ではまだ失禁看護は療養上の世話の1つにしか過ぎませんが,欧米の動向と照らし合わせると,ゆくゆくは専門看護の一分野として確立されてもおかしくない状況にあるようにも思えます.この分野の我が国でのパイオニアとしての宿命を負っている西村さんや内藤さんの動向が,今後の展開を左右する鍵になりそうです.
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