特集 ターミナルケアを考える
ターミナルケアに携わる看護婦と医師のストレス
小松 浩子
1
,
小島 操子
1
1聖路加看護大学
pp.1077-1083
発行日 1988年11月1日
Published Date 1988/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922127
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はじめに
近年,医療の進歩と人口の高齢化に伴い,最先端の医療が行なわれるとともに,生命・生活の質Quality of lifeを高めるターミナルケアが重視されてきている.ターミナルケアに携わる看護婦・医師は,病名の告知,家族とのかかわりなど重大な問題や場面に遭遇することが多く,また,心身ともに苦痛の大きい患者のケアを続け,死を看とることなど常にストレスフルな状況に立たされていると考えられる.
本稿では,著者らが行なった研究を基にしてターミナルケアに携わる看護婦・医師のストレスについて述べ,その対処方法について考察する.
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