特集 美しいナースであるために
みんな美しいナースになろう!
新人へのメッセージ
プロフェッショナルとしての自分こそ美しい
立崎 洋子
1
1東京慈恵会医科大学附属病院
pp.477-478
発行日 1988年5月1日
Published Date 1988/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921986
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春,私たちの病院の庭の木々の淡い新緑にも陽の光が輝き始めました.廊下を行き来する私たち看護婦の白衣も一段と映える季節です.初めてユニフォームを身につけたキャッピングの日のことは,今振り返っても,心が震えるような感動を呼びさましてくれます.ようやく専門職業人として,社会の一員となり,その決意と希望を1枚の白衣に託したあの4月の1日…….
「白衣」は,私たち看護婦の代名詞でもあります.一般の人々がそれから受けるイメージは,何よりも清潔,清純であり,信頼であり,知性そして優しさです.そこには,私たちの先輩が患者さんと共に闘いつつ培ってきた歴史が刻まれています.患者さんが私たちの身にまとう白衣に接して,どんなに安らぐか,病気に陥った時の自分を想像すれば容易に理解できるはずです.「白衣」,それによって象徴され,それによって生きる白衣とは,また白衣の美しさとは一体何なのでしょうか?
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