学生の広場
私の中の外来看護婦
小西 裕子
1
1深川市立高等看護学院
pp.294-295
発行日 1986年3月1日
Published Date 1986/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921352
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私が5歳の時のこと,椅子から落ちて左腕を骨折し受診した.まだ幼かったのであまり記憶はないのだが,ただ1つ左腕が痛くて痛くて泣いてばかりいた私に,看護婦がやさしく‘どうしたの? 大丈夫,すぐに痛くなくなりますよ’と言ってくれたのを覚えている.
また小学校6年生の時,顔に湿疹ができ,それがかぶれて腫れてきたことがあった.病院の外来で待っている問,人に見られるのが嫌だった.そんな私を,看護婦が少し早目に診察室の中に呼び入れてくれ,中で待たせてくれた.その気持ちがとても嬉しかったことを覚えている.
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