特集 患者を守る看護の役割を考える
‘患者の権利’に関する資料—ベス・イスラエル病院‘患者としての権利’/アメリカ病院協会による患者の権利宣言/日本病院会‘勤務医師マニュアル’/患者の権利宣言全国起草委員会(日本)‘患者の権利宣言(案)’
pp.28-32
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921293
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ベス・イスラエル病院,その医師,看護婦,そして全職員は貴殿に対しわれわれの患者として,すぐれたケアーを提供する所存であります.加えて,貴殿の個性および尊厳を尊重するのが,われわれの方針であります.貴殿の病気について貴殿が知る権利,および貴殿の福利に影響を与える決定に,貴殿が参加する権利をわれわれは支持致します.したがって,以下の各項に記すような貴殿の立場において正当であると期待されるとわれわれが信ずる慎重な配慮をもって貴殿のための医療ケアーを提供するというのが,われわれの真心からの意図であります.もし,これらの目標をわれわれが満たしていない場合は,どうぞわれわれに知らせて下さい.貴殿のご意見は,われわれおよび将来の患者各位のために有益でありましょう.もし,貴殿が不公正ないし不適切に扱われていると,感じたならば,そのことを貴殿の医帥,受け持ち看護婦(プライマリー・ナース),他の看護職員,他の医療従事者,もしくは管理職員に話して下さい.ベス・イスラエル病院では,全員が患者の味方です.
また,貴殿はボストン02215,ベス・イスラエル病院院長に手紙を出されるのも自由です.そのような投書は歓迎され,そして迅速かつ個人的な配慮が払われます.
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