特集 「患者の権利」と病院の対応
病院に「患者の権利宣言」を掲示して
若月 俊一
1
Toshikazu WAKATSUKI
1
1長野県厚生農業協同連合会佐久総合病院
pp.114-118
発行日 1985年2月1日
Published Date 1985/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208511
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私が病院内に,後で述べるような「患者の権利と責任」を掲示したのは一昨年の5月19日と20日の第38回「病院祭」(図1)の展覧会のときである(このときの動員数は約2万人).それ以来,今日まで約1年半,患者待合室のよく見える場所に展示を続けている(図2).
よく聞くと,このような例は日本の病院では数少ないということなので,私がこれを始めた動機や気持ち,さらにその反響(患者のみならず,従業員がどう反応したか)などについて報告し,私の感想を述べてみたい.
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