CHECK IT UP 日常ケアを見直そう・45
在宅ケア—待ち望まれる訪問看護を行なうために
大沼 和加子
,
看護ケア再検討グループ
pp.972-975
発行日 1985年9月1日
Published Date 1985/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921175
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‘老人や慢性の病気の人は家で療養するのが一番いい’‘畳の上で死ぬのが最高だ’などといった言葉を最近耳にする機会が増えてきた.患者や家族の立場から,あるいは医療経済の面からも在宅療養の見直しがされている.しかし,実際に在宅でのケアに当たっている看護職はまだそう多くはない.その中で,訪問看護は数少ない在宅ケア実践のステージであると言えるだろう.訪問看護自体には十数年の歴史があるとはいえ,実践する地域や施設が全国的な広がりを持つようになってきたのはここ数年のことである.したがって,まだ充分な検討もなされておらず,その内容はまちまちであるが,今回は訪問看護を通してみた在宅ケアについて考えてみたい.
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