NURSES' VIEW
「患者は1人1人別である」
関 文子
1
1順天堂浦安病院
pp.25
発行日 1985年1月1日
Published Date 1985/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920970
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昨年から今年にかけての1年間,私は臨床を離れて看護教育学科(神奈川県看護教育大学校)に学び,教育の世界を少しだけのぞかせてもらった.カリキュラムを通して看護教育に対する認識を深めると同時に,学校の教育目標にも挙げられている‘人間の本質に対する認識を深める’ということもまた厳しく間われた1年であった.
ヴァン・デン・ベルグの“人間ひとりひとり”をテキストにした看護ゼミナールや,継続看護実習で出会った患者とのかかわり,あるいは教育実習での学生の反応や,様々なグループワーク,研究の指導講師とのかかわりを通して,つまずくたびに自己の姿勢を厳しく問われ,次に何らかの行動をしていくことが求められた.
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