特集1 「行動制限最小化」につながる看護をさがす
看護師1人1人が明日からできる実践は何だろう
河内 俊二
1
1静岡県立大学看護学部
pp.37-40
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100378
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看護が現実的・具体的にできることを話し合いたい
近年、行動制限最小化委員会の設置に代表されるように、精神科医療において行動制限(隔離、身体拘束)を短縮させようとする取り組みが各施設で活発に行なわれている。
これまで、行動制限を短縮するためのわが国における実践には、管理尺度やクリニカルパスなどの診療マネジメントツールを用いて行動制限のレビューを容易にする取り組みについての報告がある*1*2。また、看護実践からは、脱エスカレーション法を用いて暴力へ言語的・非言語的に介入することにより機械的拘束を減少させるためのプログラム*3である抑制時ケア基準*4や、行動制限緩和マニュアル*5が報告されている。
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