痛みの臨床・5
痛みの測定
中島 美知子
1,2
1ニューホープ・ペインセンター
2オリブ山病院
pp.1049-1052
発行日 1984年9月1日
Published Date 1984/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920879
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
痛みを総合的に評価する測定法
痛みは主観的体験であるので,客観的に痛みを測定することは難しい.しかし日常臨床では,患者の痛みを知り,治療の効果を評価するためにも,痛みを客観的に測定する必要がある.
実験室的方法としては,電気刺激や熱刺激による測定法などもあるが,臨床応用は難しい.臨床的にはキーレの5段階の分類がある.すなわち痛みの軽度の順に,‘痛みなし’‘軽度’‘中等度’‘強度’‘苦悶’と分類している.分類基準の詳細については文献を参照していただきたい1,2).
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.