特集 リハビリテーションとしてのストーマケア
ストーマケアにリハビリテーションの思想を
田村 泰三
1
1広島大学医学部付属病院第2外科
pp.867-870
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920841
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はじめに
ストーマケアが,ストーマリハビリテーションのために欠かすことのできない手段の1つとして位置付けられるということは,容易に理解されるであろう.しかし,日常のストーマケアの現場を考えてみる時,目の前のストーマケアのことに目を奪われて,ストーマを持つ人(オストメイト)のことを,つい忘れていることはないであろうか.ストーマケアの指導に熱心になるあまり,オストメイトの心を無視するようなことがあっては,せっかくのストーマリハビリテーションが遠いものになるかもしれない.
また,ストーマリハビリテーションへの道には,ストーマケアの技術,オストメイトの心を知ることのほかに,リハビリテーションとは何かということを,もう一度よく考えてみる必要があるように思う.
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