特集 リハビリテーションとしてのストーマケア
ストーマを受容するということ
門根 道枝
1
1神奈川県立成人病センター
pp.871-875
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920842
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者の心の中にはどんな葛藤があるのだろう
肛門がふさがれて,便がおなかから出るようになった自分を受け止められる時とはどういう時だろう.絶望,不安,葛藤,と様々な感情の波に揺られて,それでも自分に突き付けられている事実から逃げられない.そんなところに立たされている人々に,私たち看護者は何ができるのだろう.
私たちの病棟では,ストーマを造る予定の患者に対して,術前に少しでもストーマについて正確に知ってもらい,ストーマをどう受け止めたかという話し合いを持った上で,術前オリエンテーションの計画を立てている.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.