特集 乳がんと闘う—治療・再建・看護+ボランティア活動
カラーグラフ/乳房再建の実際
酒井 成身
1
1聖マリアンナ医科大学形成外科
pp.728-735
発行日 1984年7月1日
Published Date 1984/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920810
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乳房切断を余儀なくされた乳がん患者にとって,切断後の失望感や苦痛には計り知れないものがある.切断された乳房が再建できれば,患者にはこの上ない福音となろう.形成外科手術の進歩がこれを可能にした.しかし,左右対称で形のよい乳房や乳頭を作成することは,なかなかむずかしい.筆者らは,患者の満足のいくような完成度の高い乳房の再建を目指して研さんを重ねている.その術式と成果を紹介する.
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