今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開
新しい肥満症治療の考え方
チーム医療の重要性
小山 朝一
1
,
白井 厚治
2
1東邦大学医学部付属佐倉病院糖尿病・内分泌・代謝センター
2東邦大学医学部付属佐倉病院内科
pp.284-287
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100032
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ポイント
肥満治療では,病態に加え患者を取り巻く生活環境までを把握することが重要で,それにはチーム医療が必要となる.
減量治療には,内科医,精神科医,看護師,栄養士,臨床心理士などが,それぞれの専門的視点で観察することが求められる.
複数のスタッフによる患者介入は,かえって患者の混乱を招くこともあり,患者の問題点を共通認識し,統一したアプローチが重要で,それには,合同カンファランスが有効である.
個々の介入は,全般的に行動療法的サポートが基本である.
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