特集 糖尿病患者の生活ケア
座談会/患者から学ぶ生活ケア
池田 義雄
1
,
有馬 忠良
,
有馬 清子
,
沼田 忠孝
,
高井 久子
1東京慈恵会医科大学
pp.387-397
発行日 1984年4月1日
Published Date 1984/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920743
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池田 きょうは糖尿病の患者さんとご家族の方々にお集まりいただいております.いろいろなお話を伺いながら,‘患者から学ぶ生活ケア’というテーマで,看護の面で参考となるような点を掘り起こしてみたいと思います.
特に,発症から長い病歴の中で,外来通療,入院治療,あるいは子供の糖尿病ですとサマーキャンプに参加するとか,多くの場所で医療スタッフとの接触があります.中でも看護婦さんとはほかの医療スタッフ,例えば医師・栄養士さんなどと比べても,接する機会が非常に多く,また病気について,あるいはその生活全般について話し合う機会が,特に入院の場合には大変多いと思うんですね.
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