Japanese
English
インフォメーション 新しいナーシングケアのために
被虐待児症候群
The Battered Child Syndrome
池田 由子
1
1国立精神衛生研究所児童精神衛生部
pp.383
発行日 1984年4月1日
Published Date 1984/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920741
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児童虐待はどの国にも,どの文化にも,どの時代にも存在している問題であるが,広く世人の関心を引くようになったのは19世紀の後半からで,その結果米国や英国に児童虐待防止協会が設立された.
社会的のみならず,科学的に児童虐待の問題が把握され,防止対策が進んだのは,小児科学,放射線学などの進歩による.米国では1906年に初めて子供のX線撮影が行われたが,1955年にWooley,P.はX線で見られる子供の外傷の多くは,保護者から故意に加えられたものだという見解を発表し,世人に衝撃を与えた.
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