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増大号特集 もう悩まない こどもと思春期の整形外科診療
8章 その他
被虐待児症候群
Child Abuse
古川 理恵子
1
Rieko FURUKAWA
1
1自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児画像診断部
1Department of Pediatric Medical Imaging, Jichi Children's Medical Center Tochigi
pp.696-701
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202350
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●被虐待児に対する画像検査で発見される病変では,頭蓋内損傷と骨折の頻度が高い.
●乳幼児の骨折の評価には全身骨撮影を行う.全身骨撮影は,頭部,体幹部,四肢,手足の骨を分けて撮影する.
●乳児の肋骨骨折や骨幹端損傷は虐待に特異度が高い.
●乳児の微細な骨折や潜在性骨折を検出するためにも,全身骨撮影は夜間や忙しい救急外来では行わず,患児を安全な場所に保護した後,適切な条件で行う必要がある.
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