IDEA
腹帯の改良を試みて
宮本 由美
1
,
篠原 和代
1
,
斉藤 房子
1
,
水口 艶子
1
,
岡本 晴枝
1
,
浜田 泰乃
1
,
岡田 政子
1
,
武市 松子
1
1小松島赤十字看護専門学校
pp.353
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920735
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- 文献概要
小松島赤十字病院で使用されている腹帯には,私たち学生が考案したもの(図1)と,市販のもの(図2)の2種類がある.この2種類の腹帯について,患者にアンケートをとったところ,①ヒモが長い,②ズレたりシワになる,③洗濯後,端がほつれるなどの使いにくさが指摘され,腹帯本来の目的である,手術後創部の固定,保静,保温が十分に達成できていないことが分かった.そこで,シワやズレによる患者の不快感を軽減し,かつよくしまり,洗濯後も端のほつれも少なく,作成する者にとって手間を要しない腹帯ができないかと考えた.
そこで私たちはいくつかの試作品を作り,実験を繰り返して改良を重ね,図3のような腹帯を考案した.改良に当たっては,以下の点を考慮した.
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