プロフィル
〈三島弘子〉島の診療所でへき地医療に取り組む—「私たちの看護は家族も含めた病人の生活看護なんですね」
三
pp.1425
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920030
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「へき地医療を看護婦の手で支えていくんだ、なんて特別な抱負などもともとなかったんですが、島は私の生まれ育った所ですし、ここが好きなんですね。それで戻って来ました。同世代の人たちの多くは、大阪や東京に出て行ったけど、その人たちだってこの島に仕事があれば残っていたと思いますよ」
豊中市の国立療養所刀根山病院付属看護学校を卒業すると、兵庫医大病院で一年間トレーニングを受けた後、島の診療所に帰って来た。長崎県南松浦郡、すなわち五島列島の三井楽国保診療所の看護婦である。
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