面接法のポイント・6
面接の基礎(4)バリントの医療面接
河野 友信
1
Tomonobu Kawano
1
1都立駒込病院・内科心身医療科
pp.1160-1161
発行日 1984年6月10日
Published Date 1984/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219109
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4.バリントの医療面接とグループ・ワーク
マイケル・バリント(Michael Balint 1896〜1970)は,ハンガリー生まれの精神分析医であるが,ロンドンで開業医(G.P.)として活躍しながら,バリント方式として知られる医療面接法(medical interview)をあみだし,1939年からは,開業医グループを組織して全人的医療実践のための指導にあたった人として知られている.
バリントの医療面接の中核は,開かれた姿勢での傾聴listeningであるが,バリントのグループ・ワークは,全人的医療の基盤をなすこの"無条件の受容的な傾聴"を可能にするために,開業医(G.P.)の治療者としての全人的な成熟を促すことを目的としたものである.
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