NURSES' VIEW
開業医院での看護の目指すべきもの
満木 公子
1
1猪鹿倉クリニック
pp.1105
発行日 1983年10月1日
Published Date 1983/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919962
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看護学校卒業後,国立大阪病院に3年間勤務.帰郷10年のブランクの後,当院に入り3年になる.国立病院では施設,スタッフそして看護体制が整っていたが,理論と実際のギャップに戸惑い,患者の訴えに一喜一憂し,人間関係の難しさを痛感させられていた.
当院の院長は地域の中できめ細かい医療をしたいと,診療所には過分な人員を揃え開業した.‘開業医院の看護婦としての生き甲斐は’と問われる時,診療所に勤務する者にとって地域社会との連携を密にし,患者のニードにいかに応えるか,が目標となる.そして,日本の医療の最底辺を支えているのは私たちだ,というひそやかな自負心をも感じることもある.
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