特集 訪問看護—現在の実践レベルは?
[私たちの実践レポート]
精神科における外来訪問活動
佐藤 まさ
1
,
小田 まつえ
1
1藤代健生病院看護部
pp.1019-1022
発行日 1983年9月1日
Published Date 1983/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919942
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はじめに
当院は,津軽平野にそびえる若木山を背に,市街地よりバスで15分程の距離に立地している.昭和51年3月に現在地に新築移転し,約30年余りの歴史を持つ精神科単科の病院である.アルコール専門病棟を有し,作業療法,デイケアも実施している.
最近の精神科医療は入院中心から,外来治療,地域精神医療へと方向を変えている.当院も,‘できるだけ入院させないよう,外来で患者を支えよう’というスローガンのもとに,昭和51年より,外来看護婦を中心に積極的に訪問看護が開始された.当院の訪問看護の中の1例を紹介し,その意義と課題について若干ふれてみたいと思う.
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