CHECK IT UP 日常ケアを見直そう・1
モーニングケア[1]—「おしぼり」と「コップ1杯の水」を配るだけでよいのだろうか……
川島 みどり
1
,
看護ケア再検討クループ
1東京看護学セミナー
pp.10-11
発行日 1982年1月1日
Published Date 1982/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919436
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モーニングケアやイブニングケアが,入院患者の日課にきちっと組み込まれて,実際に行われていたのは何時ごろまでのことであろうか.先日,ある看護婦にこのことを話したら,‘えっ,モーニングケアをしない病院があるなんて信じられないわ!’と言うのでモーニングケアの内容について問うてみたところ,深夜の看護婦が,動けない患者におしぼりを配って,含漱の水を配ることをさして彼女は“モーニングケア”と称していた.
そこで“モーニングケア”とはそもそもなぜ,何を行うことをいうのかについて考えてみる必要がある.つまりどのような行為や技術がセットとなって“モーニングケア”を構成しているのであろうかということである(表).
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