フレツシュ婦長
寺川ゆき枝さん—福山市民病院外科病棟
本誌
pp.1
発行日 1982年1月1日
Published Date 1982/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919433
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福山市民病院に来てから4年3か月,婦長になってようやく1年,若いフレツシュな婦長さんである.50のベッド,27名のスタッフを抱え,若いだけに苦労も多いようである.特に1980年10月からは心臓外科が開設され,開心術後の患者さんが外科病棟に入ってくるので,技術的なことなど,すぐにも必要になることの勉強が大変.でも,そこは若さでカバーして…….外科というのは自分の感覚に合っているな,とも思うのですが,患者さんとじっくり話す時間がだんだん少なくなっているようで,自分でも気になっているんです」精神科の経験もあるせいか,患者さんとじっくり話せないことに不満を感じているようだ.「でも,これも婦長になりたてで余裕がないからだとも思うのです.今は事故なくやるのが精いっぱいなんですから,婦長としての仕事にもう少し余力がでてくれば,きっとやれるはずだと思っていますし,そうしなければいけないとも思っています」
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