学生の眼
訴えを‘聞く’ことの意味—癌末期の老人患者の看護を通して
小林 栄津子
1,2
1横須賀共済病院付属高等看護学院
2現在,横須賀共済病院
pp.1275-1278
発行日 1981年11月1日
Published Date 1981/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919395
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半年間の実習のまとめである総合実習の始まる前,受け持ち患者についてのオリエンテーションがあった.癌末期の老人患者1人が個室であり,ほかの結石等を含む患者4人は同室であった.‘学生最後の実習だから,悔いが残らないよう,自分が看護したい患者を責任もって選ぶこと’という教務の先生からの条件をもとに各学生が受け持ち患者を選び,私は,老人が好きであるという理由から,癌末期患者を受け持つことにした.
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