学生の眼
表情の乏しかった重症心身障害児へのかかわり—2週間の実習体験から
天野 和子
1
1国立療養所山陽荘病院付属看護学校
pp.1294-1298
発行日 1980年12月1日
Published Date 1980/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919114
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はじめに
保育・養護は小児看護の原則である.重症心身障害児(以下,重障児と略す)の看護においてもこの原則は変わらない.私は,当病院の重障児病棟において,病児の復活能力を引き出すことを看護の目標に,2週間(正味8日間)の実習を行った.そして一重障児とのかかわりの中で,比較的良好な反応を観察し,我々を含めた周囲のかかわり方によって,病児の復活能力を引き出す可能性のあることに気づかされた.その経過を振り返り報告する.
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